【資金計画】消費税8%と10%どっちがいいのか。何が変わるのか。
駆け込もうとして今の時期にマイホーム計画しているわけではないのですが、今なら逆に消費税どっちでやるか選べるということで(ラッキー)、どっちがメリットあるのか調べてみました。
私達が注文住宅なので、あくまで注文住宅を想定した場合、です。
建売やマンションの場合は違うと思いますのであしからず。
土地に関して
土地単体で取引するなら、絶対8%の方がいいと思います。
土地そのものには消費税の課税がなく、仲介手数料の消費税が2%アップします。
メーカーを介して土地契約する場合は、メーカーや不動産業者さんによく聞いた方がいいと思います。
家・建物に関して
これがなかなか難しいですね…(´Д`)
建物にかかる消費税は、当然2%アップですが、その他いろいろ緩和措置?があるみたいで。
そもそも増税するタイミングは?
ネットで調べると、
2019年10月1日以降に引き渡しされる建物で、10%適用となる
と書かれていますが、ここにも緩和措置がありまして、
2019年3月31日までに請負契約が完了しているものは、8%適用
だそうです。
わかりづらいので、つまりどういうことかというとw
10%になる
- 2019年4月1以降の契約 かつ 2019年10月1日以降の引き渡し
8%のまま
- 上記のどちらか一方でも当てはまらない場合
ということになるようです。※あくまで注文住宅の場合。
工期が短いメーカーなら、契約が4月に入ってからでも駆け込めるってことか。
一条工務店は無理ぽですがー。。。
消費増税による建物価格への影響
単純計算ですが、3,000万円の建物だったら60万円の”値上げ”になります。
(でっかwww)
増税後に受けられる制度
贈与税の非課税枠拡大
親や祖父母から、家を買うお金を援助してもらえる場合に、贈与税を払わずに受け取れる金額が変わります。
大手メーカーで建てる場合は耐震等級3だと思うので、それだと1,200万までだったのが、一時的に3,000万までになります。
(耐震等級が低かったり、一定の品質を満たせないと金額が下がります)
来年の4月以降になるとまた減るので、あくまで一時的に。
3,000万。。。。くれーーーー!!!!!笑笑笑
ちなみに贈与税は払うことになったとするともらう額の10%(高い)。
8%で買う場合の非課税枠は1,200万円なので、
住宅購入以外の年間贈与非課税枠110万円の夫婦2人分と合わせて、8%のときに非課税で受け取れる贈与は1,420万円。
これを上回る金額の10%が、消費税の2%とどちらが高いかと考えると、
3,000万円の建物だったとして、2%は60万円。
贈与税は10%だから、元金は600万円。
⇒分岐点は、贈与額が2,020万円を超える場合。ということ?
※計算間違ってたら教えてくださいw
それだけの大金を親がくれない限りは、消費税は8%に滑り込んで贈与税払っちゃうか、贈与を遠慮した方が良さそうな気がしますね。
すまい給付金
そもそも、それなによ・・・w
引上げ後の消費税率が適用される住宅を取得する場合、引上げによる負担を軽減するため現金を給付される制度
だそうです。
消費税10%でお家買った人にはお金あげるよぉ~♪ ってことですね!
でもこれが、全員に給付されるならこの上なくありがたい限りなのですが(だったら増税しなくていいんじゃないかくらいのw)、いろいろ条件があります。
条件は、「自分が住む家の購入であること」、「収入が一定以下の場合」大きくはこの2点。
あと、住宅ローンを使わない現金購入の場合に50歳以上であることと、床面積や建物の品質などの査定もあります。
こんな図が公式サイトにあったけど、、、うーんわからん。笑
ローン使って買うから、青い四角に当てはまればいいのかな。
大手ハウスメーカーの2階建てなら当てはまりますかね。
もらえる場合の給付額は、
都道府県民税の所得割額(≒収入額)と物件の持ち分割合の掛け合わせで決まるようです。
自分が住む家なのはいいとして、収入が一定以下。ここですよ。
公式のWebサイトには、「収入の目安が775万円以下の場合」と書かれています。
目安ってなに。
よくよく注釈を見ると、
夫婦(妻は収入なし)及び中学生以下の子供が2人のモデル世帯において住宅取得する場合の夫の収入額の目安
とあります。
それ以外の例は?
こんなに共働き世帯いっぱいいるのに(←ケンカ売るなw
都道府県民税の所得割額も関わってきます…物件の持ち分にもよるし。
これ以上は、明確な基準がわかりませんでした(´・ω・`)
某メーカーの営業さんには、私達は
「共働き」「二人とも低所得層ではない」「子無し」
の三拍子で、適用されない可能性が高いと言われました(´・ω・`)ショボン
すまい給付金かんたんシミュレーション 会社員の方|すまい給付金
ここで簡単にシミュレーションしてみたら、ズバリ「あなたの給付額は0円です」と言われました…(´・ω・`)ショボン
源泉徴収票片手に、しっかりシミュレーションの方もやってみましたが、0でした(´・ω・`)
もっと基準をわかりやすく教えてほしいなぁ。
住宅ローン控除の3年延長
消費税10%で購入すると、今まで10年間だった住宅ローン控除が13年に延長されます。
これはありがたい!と思うじゃないですか。。。
11年目以降の減税幅は建物価格の2%とローン残高の1%還付を3年間続ける場合とくらべて、少ないほうの金額が実際の減税額
って書いてあるんですよ。
つまり、消費税増税によって多く払うことになった建物価格の2%より多くは返さねぇよってことなんです。
つまり、8%で買うのと変わらないか多く払うかのどちらか、ってことですよね。得することはない。
エコポイント制度が増える
詳細なポイント数の基準は下記にありましたが、簡単に言うと上限35万円相当のエコポイントがもらえるらしい。
http://www.mlit.go.jp/common/001265885.pdf?_fsi=ICsG73xm
消費税2%分の方が高くない…?笑
最大でもらえたとして、上の住宅ローン控除の延長と合わせると得になったりするのか…?
一条の家だと35万ポイントもらえそう。控除の3年延長で戻ってくる額が2%の満額だったとすると、35万円分得することになるかも。
でも、控除で60万戻るってことは、10年後に住宅ローン残債2000万以上が3年間続くってこと。
でも35万、現金じゃないし…使える商品限られてるし…
控除終わるの待って繰り上げ返済もしていきたいから、10年後のローン残債とかわからんし、繰り上げ返済しない場合の金利負担と比べてどっちがいいのか…ウーン
やっぱり「現金じゃない」が引っかかる。
※追記 もしかしてこれって消費税に関係ない制度…?
つまり私達はどっちがいいのか
私達の場合は、親が2,020万円以上くれない限り、8%で駆け込んだ方がいいという結論になりそうです。
いやいやくれないでしょ。。。ってか、そんな大金くれって言えない。。。笑
いろんな制度があるので、それぞれちょっとずつでも恩恵を受けられるなら、掛け合わせて消費税10%の方がお得になる人もいるかもしれません!
消費税のことだけ考えて焦って契約するのが1番やっちゃいけない気はしますが、計画的に動けるなら、増税後の緩和措置が終わるまで(2020年春まで?)に買えるといいかもしれないです!
その後はほんとにほんとの増税です!w
長々とお付き合いありがとうございました!